映画「SING(シング)」は、イルミネーションの手がけたミュージカル調のアニメ映画。
続編も制作されている大人気作ですが、なんと日本語のみ「歌まですべて吹替え」された作品でもあります。
英語圏で制作されたにも関わらず、日本人だからこそ楽しめる珍しい作品です。絶対に見なきゃ損です!
今回は映画「SING」について、あらすじや感想、日本語吹替のキャストなどを紹介していきます!
ちなみに「字幕と吹替、どっちみる?」の答えは、どっちも見ましょう!です。
目次
映画「SING」の概要
公開年
- 2016
あらすじ
経営する劇場が倒産寸前となったコアラのバスターは、かつての栄光を取り戻すべく、世界最高の歌唱コンテストを開催することに。欲張りなネズミ、歌唱力抜群だがシャイなゾウ、子供の世話に追われる母親ブタたちがオーディションに集まり…。
U-NEXTより
映画「SING」のキャストは?
監督
- ガース・ジェニングス
脚本
- ガース・ジェニングス
キャスト
- マシュー・マコノヒー
- リース・ウィザースプーン
- セス・マクファーレン
- スカーレット・ヨハンソン
- ジョン・C・ライリー
- タロン・エジャトン
- トリー・ケリー
- ジェニファー・ソーンダース
- ガース・ジェニングス
- ピーター・セラフィノウィッツ
映画「SING」の吹き替え版キャストは?
映画「SING」はなんと日本語のみ、歌まで吹き替えが用意されています。
吹き替え版のキャストは以下の通り。こりゃ見ごたえあるわ……と納得の面々です。
- バスター・ムーン(総支配人のコアラ):内村光良
- ロジータ(子だくさんママブタ):坂本真綾
- グンター(ロジータの相棒のやばいブタ):トレンディエンジェル斎藤
- ミーナ(引っ込み思案のゾウ):MISIA
- アッシュ(ソロシンガーのハリネズミ):長澤まさみ
- ジョニー(強盗が家業のゴリラ): スキマスイッチ・大橋卓弥
- ナナ(かつての歌姫ヒツジ):大地真央
- ミス・クローリー(どこか抜けている裏方):田中真弓
- マイク(ダンディだけど小さいネズミ):山寺宏一
- エディ(ムーンの親友でナナの孫):宮野真守
- ランス(アッシュの彼氏):谷山紀章
- ベティ(ランスと浮気したシンガー):水樹奈々
ちなみにイチオシは、強盗が家業の「ジョニー」( スキマスイッチ・大橋卓弥)。
ラストでピアノの鍵盤を叩きながら歌唱するのですが、英語版では「I'm still standing.」(僕はまだ立っている)、日本語版だと「立ち上がれ」なんですよね。
自分を鼓舞する意味合いもありますが、映像からジョニーのお父さんや後続のアッシュに向けた曲でもあるわけです。
歌詞の一部だけでなく、曲全体のメッセージを汲み取った、とても良い翻訳だと思います。
こんな感じに楽しみたい人は字幕、翻訳どっちも見ましょう。
作品のおすすめ度
★★★★★
映画「SING」感想
「SING」は、笑いあり、感動ありのミュージカル映画です。
ストーリーだけでなく、楽曲も楽しめる作品になっているので、子どもから大人まで幅広い世代におすすめ。
まず設定の話からすると、物語の始まりは売れない劇場の支配人コアラのムーンが幼いころ夢に見た「自分の劇場」を手にするところから。
感動的な始まりから一変、ムーン自身の語りは舞台スタッフへのギャラが未払いで催促されるシーンでカットされます。
はい。「夢を叶えたようでまだまだ夢半ば」というかなり現実的な状態から物語がスタートするんですよね。
これ、大人でも刺さる人は刺さるでしょう。「有名商社に入ったけど売上出せない」とか「車を買ったけど忙しくて出かけられない」とか。
そういう人は何度でも見てほしい作品です。まだ頑張れる。
作品を通して、「動物たちが夢に向かって一生懸命努力する」のがSINGのメインストーリー。
たくさんの動物が登場しますが、それぞれに何やら深い事情を抱えておりまして、それでも必死に夢を追いかけています。
家事や育児をしながらも夢を諦めきれない主婦、家業を手伝いながらこっそりと夢に挑戦する少年、内気な性格が故になかなかチャンスを掴めない少女。
壁が立ちはだかっても、そこで折れることなく突き進んでいく執念強さに、グッと心を掴まれる展開になっています。
特にラストの連続歌唱のシーンは物語の大団円、という感じで観ていて気持ちが良いです。裏を返せばあまりドキドキしすぎずに見れる作品でもあります。
この作品はミュージカル要素も兼ね備えていますが、「なぜ今歌う!?」といういきなり歌唱はあまりありません。
しかも劇中で動物たちが歌唱している楽曲は、世界的に有名な楽曲ばかり。字幕を見ているのにきゃりーぱみゅぱみゅが聞こえてきたりします。なんだか韓国と日本をはき違えていて、偏見も感じますが……。まぁご愛嬌でしょう。
オーディションやリハーサル、その他至るところで歌唱シーンがあるので、結構飽きずにさまざまな楽曲も楽しむことができます。
何度も言いますが、野外劇場でのステージは圧巻。まさに大団円。
登場人物それぞれが壁を乗り越え、個人としてもチームとしても強くなった動物たちが創り出すステージです。かなり迫力もあります。
大画面で観ればライブ会場にいるような盛り上がりと感動を感じられます。歌だけでなく、ステージ裏で物語も進行するので興ざめすることもなかったですね。
それぞれの「らしさ」が詰まったステージになっていて、かなり印象に残るステージになっています。楽曲も登場人物に則した選曲&翻訳になっていてグッド。
ぜひ多くの方に観ていただき、最高なステージを楽しんでもらいたいです。
ストーリーや楽曲も素晴らしいですが、先述した通り、声優陣も豪華です。
日本語吹き替えでは、主人公のバスター・ムーンを内村光良が演じています。
最強の裏方ミス・クローリーは「ワンピースのルフィ」でも有名な田中真弓さん。
その他、ミーナ役をMISIA、ジョニー役をスキマスイッチの大橋卓弥が演じていたり、声優の大御所、山寺宏一さんや水樹奈々さん、谷山紀章さん、坂本真綾さんに宮野真守さんなどなど。
翻訳に力をいれすぎたんじゃないかってくらい豪華なキャストになっています。
字幕版と見比べるのもめちゃくちゃ楽しかったので、興味ある人は何度も鑑賞してみてくださいね!
ちなみに製作は「minions」や「ペット」のイルミネーションが手掛けています。
映画「SING」を見る方法
映画「SING(シング)」は、U-NEXTに登録することで視聴することができます。
31日間は無料のまま見られるので、気になっている作品やお気に入り作品を一気見しちゃいましょう!
ちなみに続編「SING/シング:ネクストステージ」もU-NEXTで配信中ですが、有料(199P/執筆時点)です。
が、無料期間に登録すると600Pもらえるので続編までばっちり見れます。下のバナーから5分で登録&視聴できます。
まとめ
この映画は、動物たちがひたむきに頑張る姿や心に響く歌唱力で勇気をくれます。
何か一歩踏みだす勇気がほしいときに観てみるのもいいですね。そこまで深い話でもないので、気軽に見れます。
アニメーション映画ですが、大人も楽しめる作品になっているので、家族や恋人と観るのも、1人で観るのもおすすめです。
音楽が好きな人はより楽しめる作品になっていると思います。