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解説「プラダを着た悪魔」あらすじとキャスト、そして感想

映画「プラダを着た悪魔」は、アン・ハサウェイ主演の奮闘している女性を描いた映画です。

名作としての呼び声が高く、「好きな映画を教えてください!」と聞くと、多くの人が一番最初に名前を挙げるほどです。

公開が2006年なのに、今なおこの人気。すごいです。

舞台になっているニューヨークの風景や欧風の生活は華やかでありながら、その裏の厳しさがテーマになっています。

ファッション業界でおしゃれと縁がなかった主人公が、揉まれながら成長してく姿は働く女性に大人気です。

この映画のおすすめポイント

  • 主人公の成長してく姿が泥臭く、しかし理想的に描かれている
  • 華やかな衣装がとてもステキで、見ているだけでわくわくしてくる
  • 誰が「プラダを着た悪魔」なのか、最後に考察が必要になるが見事な結末

映画「プラダを着た悪魔」の概要

公開年

  • 2006

あらすじ

舞台は華やかなファッション業界――。働く女性たちへ贈るゴージャス&ユーモラスなサクセスストーリー! 大学を卒業し、ジャーナリストをめざしてNYにやってきたアンディ。オシャレに興味のない彼女が、世界中の女性たちが死ぬほど憧れる仕事を手にしてしまった! それは一流ファッション誌“RUNWAY”のカリスマ編集長ミランダ・プリーストリーのアシスタント。しかし、それは今まで何人もの犠牲者を出してきた恐怖のポストだった!ミランダの要求は、悪魔的にハイレベル。朝から晩まで鳴り続けるケイタイと横暴な命令の数々、その上「センス、ゼロ!!」と酷評され、アンディはこの業界が努力とやる気だけでは闘えないことを思い知らされる。キャリアのためとはいえ、私生活はめちゃめちゃ。カレの誕生日は祝えないし、友達にも愛想をつかされる。この会社で、このままでいいの?私って、本当は何をしたいんだっけ?

「プラダを着た悪魔」のキャストは?

監督

  • デイビッド・フランケル

脚本

  • アライン・B・マッケンナ

キャスト

  • アン・ハサウェイ
  • メリル・ストリープ
  • エミリー・ブラント
  • スタンリー・トゥッチ

ロケ地は?

主人公のアンディが住むアパートや出勤時に立ち寄るベーカリー、勤務先などなど。

「プラダを着た悪魔」のロケ地はほとんどがニューヨークに実在するスポットとなっています。

アンディの父親がニューヨークまで訪ねてきたにも関わらず、ミランダからの電話対応に追われるシーン。ここは誰もが一度は目にしたことのあるタイムズスクエアでの撮影となっています。

ミランダ主催のパーティ会場には自然史博物館(Natural History Museum)が外観として使用されています。こちらは、映画「ナイトミュージアム」の舞台としても有名ですね。

実際の街を利用しての撮影が行われたので、ニューヨーク各地にはいわゆる「聖地」が数多くあります。気になった方はぜひ調べてみてくださいね。

作品のおすすめ度

★★★★★

映画「プラダを着た悪魔」ネタバレ

アン・ハサウェイ演じる主人公のアンドレア(通称アンディ)。

大手出版社のファッション誌編集部門に入社、編集長のミランダに振り回されながらもファッション業界やそこで働く人々の姿に触れ成長していく姿を描いています。

アンディは大学を卒業後、ジャーナリストを目指して出版社の入社面接を受けていましたが苦戦しており、なんとか合格したのが大手出版社。

超有名ファッション雑誌『ランウェイ』編集部へと配属されました。

ファッションの最先端を行き、誰もが憧れる職場といわれるランウェイ編集部ですが、ファッションに微塵の興味もなかったアンディ。

職場についてほとんど理解しておらず、次の仕事までの「つなぎ」程度にしか考えていませんでした。

奇妙な世界だと訝しみながらも、先輩社員エミリーに仕事を教わりつつ、メリル・ストリープが演じる編集長のミランダのアシスタントとして仕事を続けます。

しかし、待っていたのはミランダの横暴と無茶ぶりに振り回される生活。

アシスタントはすぐクビになるため名前を覚えてもらえず、業務時間に関係なく早朝から深夜までミランダからの電話に悩まされる日々に、アンディは辟易とします。

限界を感じ、ミランダの右腕であるナイジェルに愚痴をこぼし相談するアンディ。

ですが、ナイジェルからは「辞めたいならば辞めればいい」と一見冷たい言葉をかけられます。

続けて、ナイジェルをはじめとして編集部で働く人間にとってランウェイ誌が希望とも言えるものであることや、アンディが仕事にまだ本気で向き合えていないのではないか、と諭しました。

この言葉をきっかけに、アンディの仕事に対する向き合い方や意識が一変。

今まで変えてこようとしなかった服装を学び、スタイルをよくするために食事制限をするなど仕事でやっていくための努力をするようになります。

素質も相まってアンディは見違えるほどオシャレな女性となり仕事も徐々にうまくいき始めます。

その結果、ミランダに1人前として認められ、ミランダの自宅にランウェイの暫定版を届ける仕事を任されます。

しかし、そこでうっかりミランダと夫の喧嘩に遭遇してしまいます。

これがミランダの逆鱗に触れ、ミランダはアンディをクビにするために無茶な依頼をするようになりました。

その依頼とは、ミランダの双子の娘が熱中しているハリーポッターの書籍の未公開原稿を入手すること。

あまりの無理難題に絶望するアンディですが、以前出会った有名なエッセイストに連絡し、なんとか原稿を入手します。

無理難題をこなし、第1アシスタントのエミリーよりも働きぶりがいいアンディをミランダも評価しはじめます。

1年で最も大きなイベントであるパリコレのためのパリ行きの同行者として、なんとアンディを指名したのです。

この同行は先輩のエミリーが命をかけてまで勝ち取ろうとした夢の仕事。

一方でプライベートでも恋人や親友たちとの関係が悪化。アンディが仕事を優先しすぎたためです。

アンディはエミリーの夢や親友たちとの友情を壊すこととなると理解しながらも、ミランダに同行してパリに赴きます。

パリコレ本番を控えたある夜、アンディはナイジェルよりあることを告げられます。

それはミランダが育てた新事業のトップとしてナイジェルが抜擢されたというニュース。

ランウェイ誌からナイジェルが去ることを惜しみつつも、彼の栄転を喜びます。

しかし、その後ミランダがランウェイ誌から追い出され、そのポストにはフランス版ランウェイ誌の編集長がつくという情報を知ります。

なんとかミランダに伝えようと奔走するアンディでしたが、もちろんミランダはすでにその動きもすっかり把握済み。

パリコレのパーティにて、ナイジェルがつくはずだった新事業のトップの座にフランス版編集長を指名することにより反対勢力の計画をくじきます。

ミランダのしたことはナイジェルの夢を壊すことだと批判するアンディ。

ミランダはエミリーの夢を壊してパリに来たアンディも同じだと言い、「あなたは私に似ている」とアンディに伝えます。

この言葉でアンディは、自身が「仕事の成功」と引き換えに「同僚や友人たちの気持ちを踏みにじってきた」ことを後悔します。

ミランダからの着信がきた携帯電話を噴水に投げ入れ、そのままランウェイ誌とは決別しました。

その後アンディはジャーナリストを再び目指し、ある新聞社の面接を受けます。

なんとその新聞社にはミランダからのメッセージが届いていました。「アンディを雇わないのは馬鹿だ」というメッセージです。

アンディの働きぶりを記載した資料も届いており、アンディは無事新聞社に採用されます。

後日アンディが街を歩いていると、車に乗り込む直前のミランダと目が合います。

軽く手を振るアンディを無視し、ツンとした表情で車に乗り込むミランダでしたが、その横顔にはわずかな笑顔が浮かんでいました。

映画「プラダを着た悪魔」感想

ストーリーの大筋は、「さえないジャーナリストが鬼怖編集長の下で生まれ変わる」というもの。

仕事ぶりはまぁ認められるんですが、仕事で成功するには泥臭い努力が必要ですし、どこかで思い切った決断が必要です。

結構現実感のあるストーリーなのではないでしょうか。

上司ミランダの理不尽さや冷酷さは終盤まで「ほぼ」変わりません。これが良い設定になっているなと。

ご都合主義で「良い人」にならない、だけど自分の軸・芯をしっかり持った人。

自分が変わったって他人までは変わりませんし、自分は自分で切り離して考えないといつまでも苦しいままです。

視聴者にとって、“”いけすかない“”ミランダの存在がアンディの成長や決断を際立たせているんだと思います。

まぁ……、ミランダが本当にいけすかないだけなのか?は見てのお楽しみですけどね!

女性からしたら、「プラダを着た悪魔」はキラキラしたものや可愛いものがギューッと詰まっている作品になっているんだとか。

確かに中盤でコーディネイトをしてもらったアンディは別人です。アン・ハサウェイだからっていう部分もありますが、やたら美人に。

垢ぬけて華やかになるところがスタート。一生懸命努力する傍らでいろいろな問題に突き当たっていきますが、以降アンディはおしゃれさんのままです。眼福。

感想前半とも関係してきますが、「プラダを着た悪魔」とは何なのか、誰なのか?を考察するともっと楽しめると思います。

作中前半では、ミランダでは?と思いますがアンディ?と思う人もいるようで。

2人とも悪魔か?と思って見たり、2人は悪魔にとらわれているだけかも?と思ったり。

まだ見たことがない人は初回はこの記事以外の感想やレビューは見ないでほしいですね。こればかりは初回の視聴でしか味わえませんから。

映画「プラダを着た悪魔」を見る方法

映画「プラダを着た悪魔」は、Disney+に登録することで視聴することができます。

映画「プラダを着た悪魔」を見た人におすすめの映画

本作が気に入った人は「マイ・インターン」もおすすめです。

本作同様「働くアン・ハサウェイ」が描かれていますが、こちりはバリキャリ&夫子持ちの社長です。

この映画は、もう本当大好きなので、徹底解説記事を用意しました↓

映画「マイ・インターン」徹底解説「気持ち悪い」と言われる理由は?

まとめ

是非この作品は女性に見てもらいたい作品になっています。

年齢的に仕事をしていないという人でも仕事に対してのイメージや楽しそうだなって思わせてくれることができるし、仕事をしている人なら自分も頑張ろうって思えるはずです。

特に友達同士で見たら盛り上がること間違いなしですね!

良い週末を!

  • この記事を書いた人

中村とむ

年間100本以上を視聴する映画大好き30代。ショーシャンクが一番好きだけど、巨獣大乱闘も好き。最近はサメ映画とラブコメ中心。

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