リブート版実写映画の2作目となります。
前作からさらに進化した映像で描かれるシリーズのテーマは前シリーズよりも重く、派手な映像の反面胸にずっしりと響く作品となっています。
エマ・ストーン演じるヒロインには特に注目。
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目次
映画「アメイジング・スパイダーマン2」の概要
公開年
- 2014
あらすじ
スパイダーマンであることは素晴らしい。しかし、それには代償が必要である。街を脅かす恐ろしいヴィランから仲間のニューヨーカーを守ることができるのは、スパイダーマンだけ。ピーターは自分より強い敵に立ち向かう。
「アメイジング・スパイダーマン2」のキャストは？
監督
- マーク・ウェブ
脚本
- アレックス・カーツマン
ロベルト・オーチー
キャスト
- アンドリュー・ガーフィールド
- エマ・ストーン
- サリー・フィールド
- ジェイミー・フォックス
- デイン・デハーン
- コルム・フィオール
- フェリシティ・ジョーンズ
- ポール・ジアマッティ
- キャンベル・スコット
- マートン・ソーカス
- マックス・チャールス
- B・J・ノヴァク
- サラ・ガドン
- マイケル・マッシー
作品のおすすめ度
★★★★★
映画「アメイジング・スパイダーマン2」感想
リブート版2作品目にして最終作品となった今作。
焼き直し感の強かった前作から打って変わってシリーズ全体のテーマに対する言及やそれにあわせたビターな展開など、根強い人気を誇る作品となっていました。
前作で物語のキーとなったヒロイン・グウェンとその父親との関係を中心に描いた今作。
スパイダーマンという存在についてまわる「悲劇」やヒーローとして立ち向かうべき「喪失」がテーマとなっており、その影響もありストーリーとしては重ためのものとなっていました。
特に物語後半の大きなできごとについては見る者が心を痛め、展開に賛否両論つくこととなります。
サム・ライミ監督版の2作品目とはまた別のアプローチで主人公が思い悩み、自身のアイデンティティに向き合うのがテーマとなっており、ピーターが出す結論についても感動的なものとなっております。
特にこの映画のエンディングシーンでは、喪失を受け入れて一歩を踏み出すピーターが描かれます。
この一連のラストシーンはスパイダーマン映画やひいてはヒーロー映画の中でも屈指の感動とカタルシスを得られ、ファンの中でもシリーズ最高のエンディングとの呼び声が高いです。
重たいストーリーに反してスパイダーマンとして活躍している冒頭～前半のシーンについてはマーク・ウェブ版スパイダーマン節が炸裂。
前作にも増した濃度でピーターが軽口を叩きまくります。
喋っていないシーンでもキュートな動きをしていたり、街の市民と良好な関係を築いていることが描写されていたり。
より「親愛なる隣人」（スパイダーマンのふたつ名）らしいスパイダーマンが見られることも評価できる点でしょう。
アクションについてもより進化しています。
今作のメインヴィラン、電気を操る「エレクトロ」との戦闘シーンはどれもがスタイリッシュでスピーディ、見ていてワクワクできるものでした。
エレクトロの動きに合わせてBGMが大きく転調するなどの描写もあり、映像の満足感は最高級となっています。
しかし、ヴィランを増やしすぎた結果展開が複数入り乱れ、話の本筋が少し見えなくなる点もありました。
結果として、興行収入的には過去シリーズほどふるわず……。シリーズは2作品で完結となってしまいます。
しかし、後続のトム・ホランドが主人公を演じるMCU版スパイダーマンの作品にて当シリーズに触れる箇所があり、後年になり再評価されるという稀有な作品となっていました。
映画「アメイジング・スパイダーマン2」を見る方法
映画「アメイジング・スパイダーマン2」は、U-NEXTに登録することで視聴することができます。
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まとめ
前作より進化したスパイダーマン自身やアクションに関する描写が見どころのシリーズ2作品目です。
前作からのテーマに触れてヒーローのシリアスな部分を描く作品ですが、その分の感動も得られることでしょう。
このシリーズのスパイダーマンはスーツが大きく変化していることも特徴です。ぜひ前作のスーツと見比べてみてください。
良い週末を！
