「ガンニバル」は山奥の小さな村を舞台に、人食いをめぐって主人公が村に隠された闇を暴くホラーサスペンスドラマです。
日本の村社会をテーマにした和ホラーですが、ホラー・グロ系が苦手な方でも見やすいような作品です!
大人気だったシーズン1に続いて「シーズン2の制作が決定」しました!!
今回は、「ガンニバルシーズン1」の感想やすぐに鑑賞する方法、シーズン2の注目ポイントについて解説していこうと思います!
まだ原作やシーズン1を読んだことのない人でもわかるように書きましたので、予習も兼ねて読んでくださいね!
目次
「ガンニバル シーズン1」の概要
公開年
- 2022
公式のあらすじ
ある重大な事件を起こしてしまった警察官の阿川大悟は、妻の有希と娘のましろと一緒に都会から遠く離れた山間にある“供花村”に引っ越してきた。その平穏な村は、事件を乗り越えて家族の絆を再生する上で完璧な場所に思えた。しかし、唯一の気がかりは、前任の駐在である狩野が失踪前に言い残した言葉だった。「この村の人間は、人を喰ってる」村人から温かく迎え入れられ、平穏な毎日を過ごし始めた大悟たちだったが、ある日森で後藤銀という老婆の遺体が発見され、事態は一変する。供花村は林業で栄え、住民はヒノキの木材で生計を立てており、村の大部分を所有する後藤家は、そのすべてを仕切っていて、後藤銀は一族の当主だった。彼女は熊に襲われたのだと断言する後藤家の面々に対して、大悟は老婆の腕に残された人が噛みついたような歯型に気づく。この村は何かがおかしい…警察官としての信念で真相を探ろうとする大悟だが、やがて村の穏やかな日常が“おそろしい”顔を見せ始める―。
「ガンニバル シーズン1」のキャストは?
監督
- 片山慎三
- 川井隼人
脚本
- 大江崇允
キャスト
- 柳楽優弥
- 笠松将
- 吉岡里帆
- 高杉真宙
- 中村梅雀
- 倍賞美津子
作品のおすすめ度
★★★★★
「ガンニバル シーズン1」あらすじと感想
実写ドラマ「ガンニバル シーズン1」は、原作コミックを踏襲しつつ万人が楽しんでみられるよう丁寧に実写化された名作ドラマシリーズでした。
舞台となるのは田舎の山奥にある小さな村である「供花村(くげむら)」。
主人公の阿川はこの村に駐在として派遣された警官で、前任者が失踪したため、妻子とともに引っ越してきます。
この供花村で絶大な権力を持っている後藤家という一族は、人を食ることで自分の一部とする「食葬」に近い文化を受け継いでおり、現在も人を食べているとささやかれています。
前任者も追いかけていた「人食い」を巡って、阿川が供花村や後藤家が隠した真実・闇を暴いていきます。
ジャンルとしては所謂「村の文化が常識と違いすぎる系ホラー」となっており、映画だと閉じたコミューンの文化に主人公が知らずのうちに巻き込まれる「ミッドサマー」が近いかもしれません。
最初は村人・後藤家ともに親切にしてくれますが、徐々に彼らの態度に違和感を覚え始めます。
村人たちは「村の中の連帯」を、後藤家の人間は「血と家」にとにかく執着しており、阿川とその家族視点でにじみ出る村の恐怖が丁寧に描写されていました。
全編彩度低め・暗めの映像で映し出される寂れた村の風景により、なんでもないシーンからも不穏さが伝わってきます。
日本の村社会に伝わる「気味の悪さ」は、誰しもが日常生活で味わったことがあり共感できる違和感でした。
「食人」をテーマにしていることからグロテスクなシーンが多いと思われがちですが、実際はそこまで直接的な描写は最低限で、話の本筋は阿川が村の謎に迫る推理・サスペンスものとして進行していきます。
ホラーテイストなシーンだけではなく、家族の絆や主人公の過去、時には激しいアクションや銃撃戦など話に緩急がついておりどんどん次が気になる作りになっていました。
グロテスクなシーンが理由で視聴を見送るのは少し惜しいかもしれませんね。
その他、主人公を演じる柳楽優弥さんの演技も素晴らしいものとなっておりました。
クールな目元が印象的な俳優さんですが、今作の主人公阿川が持つ「正義感・優しさと暴力性をあわせもつ」という特性を体現していました。
襲ってくる敵に応戦しつつも、殴っているときに快感さえ感じているのではないかと思うようなサイコ感、まさに怪演でした。
脚本、演出、演技、舞台などトータルして見ているうちに引き込まれる和ホラーの名作ドラマになっています。
ホラーが苦手な方にもおすすめできるような作品です!
「ガンニバル シーズン1」を今すぐに視聴する方法
冒頭に書いた通り、「ガンニバル シーズン2」の制作決定が決まりました。
シーズン1、シーズン2ともに、Disney+に登録することで視聴することができます。
シーズン1は7話で構成されていますが、時間さえとれれば一気見することも可能です。
今度の週末にちょっと夜更かしをしてイッキ見、なんてのも良いですよね。
ちなみに、「ガンニバル」を途中まで読める電子書籍サービスはいくつかあるのだとか。
詳しくは、こちらの記事が詳しかったのでご参考にどうぞ。
「ガンニバル シーズン2」情報まとめ
情報が入り次第、随時更新していきますね!
「ガンニバル シーズン2」配信日は?何時頃の配信になる?
シーズン1の発表が2022年の秋、配信開始が年末でした。
今回のシーズン制作決定も秋の告知なので、年越し前後の配信が濃厚ですね。
ただ、「制作決定」という言い回しがちょっと気になるところ。もしかしたら年明け1月や2月になる可能性もあります。
ここは情報が分かり次第、追記していきますね!
ちなみにシーズン1は水曜日17時だったので、シーズン2も同時刻配信が濃厚ですね!
「ガンニバル シーズン2」内容はどこまでいく?
シーズン1は原作漫画でいうと56話まで。奉納祭の前日までの内容でした。
話数から考えて、「シーズン2で完結するのではないか」という見解の人が多いようです。
ただし、原作では後半に過去回想パートが存在します。ここがどう描かれるのが注目のポイントですね。
オリジナルのエンディングの可能性もまだ残っているので、「シーズン2で完結!」とは言い切れない現状です。
「ガンニバル シーズン2」追加キャストは?
追加キャストの発表はまだありませんが、やはり気になるのは回想パート。
若き日の銀と正宗を誰が演じるのか、注目です。(ちなみに原作では美男美女として描かれています)
「ガンニバル シーズン2」どうやったら見れる?
シーズン1、シーズン2ともに、Disney+に登録することで視聴することができます。
独占配信なので、登録しないと見れません……。
ちなみにDisney+は独占配信している作品が多く、ディズニー好きは登録必須の配信サービスです。
1契約で作成できるアカウントも業界最多なので、「パパはマーベル、子どもはディズニー、ママはドラマを楽しむ」というようにアカウントを分けても良いですね。
ちなみに私は幼少期の記憶を頼りに「わんぱくダック夢冒険」を見ています。2歳の息子も楽しんでくれているみたいです。
まとめ
普段ホラーやサスペンスを見ないような方にも自信を持っておすすめできる一作でした。
制作中のシーズン2で物語が完結するため、予習がてら今のうちに視聴しておくのがいいかもしれません!
良い週末を!