映画「ラ・ラ・ランド」は、「セッション」で知られるデイミアン・チャゼルが監督・脚本を手掛けるミュージカル映画。
ハリウッド女優を夢見るミアとジャズの復興を夢見るセブ、夢を持つ二人の男女が仲を深めながらも夢に向かっていく姿を音楽に乗せて描きます。
目次
映画「ラ・ラ・ランド」の概要
公開年
- 2016
あらすじ
夢を叶えたい人々が集まる街、ロサンゼルス。映画スタジオのカフェで働くミアは女優を目指していたが、何度オーディションを受けても落ちてばかり。ある日、ミアは場末の店で、あるピアニストの演奏に魅せられる。彼の名はセブ (セバスチャン)、いつか自分の店を持ち、大好きなジャズを思う存分演奏したいと願っていた。やがて二人は恋におち、互いの夢を応援し合う。しかし、セブが店の資金作りのために入ったバンドが成功したことから、二人の心はすれ違いはじめる…。
「ラ・ラ・ランド」のキャストは?
監督
- デイミアン・チャゼル
脚本
- デイミアン・チャゼル
キャスト
- ライアン・ゴズリング
- エマ・ストーン
- J・K・シモンズ
- フィン・ウィットロック
- ローズマリー・デウィット
- ミーガン・フェイ
- ジェイソン・フックス
- ジェシカ・ローテ
- ソノヤ・ミズノ
- ジョン・レジェンド
- キャリー・ヘルナンデス
- ヘムキー・マデーラ
作品のおすすめ度
★★★★☆
映画「ラ・ラ・ランド」感想
「another day of sun」に乗せた冒頭のダンスシーンからド派手に始まるミュージカル映画である本作ですが、その内容は割とシリアスで源氏的なものとなっています。
ミアとセブは出会いから急接近、恋仲になりますが同時にそれぞれの夢を追うことを第一としているというキャラクター造形。
この「夢を優先した生き方」というのが物語の展開や結末に大きな影響を与えており、見る人の考え方によっては思っていたのと違う展開が多いかもしれません。
また、冒頭の派手な楽曲と対比するように、実際のミュージカル舞台によくある喋る声と同じくらいの声量でゆっくりと歌い上げるバラードシーンやその時の音にも没入感を得られることでしょう。
作品内のミュージカルシーンの数々には過去のミュージカル映画へのオマージュがふんだんに盛り込まれおり、「映画好きのための映画」といわれることも。
オマージュシーンを探してみたり、調べた上で見直してみるのもいいかもしれません。
映画「ラ・ラ・ランド」を見る方法
映画「ラ・ラ・ランド」は、Disney+に登録することで視聴することができます。
まとめ
作品評でも言われている通り、「映画好きのための映画」といった作りにもなっている本作。
ミュージカル映画の方にはおすすめですが、作品の完成度が非常に高いので、ミュージカル映画入門といった方が見ても十二分に楽しめます。
監督の半生や作品の舞台裏も見ごたえのあるお話がたくさんありますので、ぜひ鑑賞後に調べてみてください。
良い週末を!